国宝・法隆寺展に行ってきました。

お出かけ
左は「聖徳太子二王子像」マグネット。右端は国宝の「菩薩半跏思惟像」です。

2022年9月3日(土)から10月30日(日)まで、北海道立近代美術館で開催されている、国宝・法隆寺展に行ってきました。
最寄り駅は、地下鉄東西線の西18丁目駅。歩いて5分もかかりません。
私は散歩がてら、大通駅付近から歩きましたが、それでも20分程度でした。今、大通公園では、ちょうどオータムフェストも開催されているので、気になる方はそちらを覗いてみてもいいかも。
当日券で、大人1名1,800円でした。※学生の方は、生徒手帳をお忘れなく。忘れても学校名と学年を自分で言うことができれば、学割が効くこともあるようですが、受付の人によるかもしれません。
私が行ったのは、土曜日の午後でしたが、それほど混雑しておらず、十分に自分のペースで見て歩くことができました。

あ、聖徳太子

 最初に展示してあったのが、「聖徳太子二王子像(模本)」という品で、素人でも「あ、これ聖徳太子だ」とすぐに認識できるようなもの。教科書で見たことある!という感じで、最初から気分を高めてくれました。続きの展示品が楽しみになる感じ。(お土産にこのマグネットを買って帰り、冷蔵庫に張りましたw ※画像の左端です)
 単純だけれど、写真や映像でしか見たことのなかったものを、現物を間近で見られるというのは、それだけで楽しいし、ちょっと感動します。

 次に私が気になったのは、「龍鬢褥」という、正直ボロボロの敷物みたいなもの。解説を読むと、推古天皇が座っていたと伝えられているらしい…。
 え?あの推古天皇が?これに座ってたの??
 正直、聖徳太子もだけど、推古天皇なんて、歴史の教科書で習っても、実在の人物というよりは、私の中では、半分ファンタジーの世界の住人みたいなイメージを持っていたのですが、目の前に、彼女が座っていたかもしれない、ボロボロの敷物を置かれてみると、ああ、本当に生きて、ここに座ったりしてたのかあ、と感慨深いものがありました。

面白い発見がいっぱい!

 「聖徳太子および侍者像」という立像では、聖徳太子はりりしいお顔をしていらっしゃるのに、周りの侍者たちは、なんだか揃いもそろってユーモラスなお顔に描かれていたり。

 国宝の「天寿国繍帳」には、月のうさぎが描かれていたり。

 「星曼荼羅」という作品は、平安時代の作品らしいのだけれど、天秤とか、水瓶らしきものが描かれていて、今の星座との関連性が気になったり。

一番感動したのは?

 一緒に行った夫とムスコに、何に感動した?と聞いたら、「十七条憲法板木」と、国宝の「菩薩半跏思惟像」とのこと。(※「菩薩半跏思惟像」は画像の右端です)

「十七条憲法板木」は、鎌倉時代に作られたものらしいけど、本当に、「和を以て貴しとなす」と書いてある、と盛り上がっていました。ムスコはレキシの憲法セブンティーンという曲を知っていたので、さらに嬉しかったようです。

 国宝の「菩薩半跏思惟像」は、歴史の資料集で見たのか、美術の教科書で見たのか、どこかで一度は見たことがあるのだけれど、なめらかな曲線の、黒光りした立像で、近くで見ると迫力があって、仏像に対する感想ではないかもしれないけれど、すごく「かっこいい」。

終わりに

 他にもたくさんの国宝や重要文化財をはじめとした展示品が集められていて、楽しかったです。
 聖徳太子くらい、有名な日本の歴史上の人物なんて、そうはいないですよね。私はもともと、日本の古代史も結構好きだったのですが、同行した家族は、学校で習った歴史以上の知識は特にはなく、それでも十分に楽しんでくれたようです。

 興味がある方は、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

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