インドアな息子をキャンプに連れ出した方法

キャンプ

Soyukano父です。
遅めの夏休み、息子と二人でキャンプに行きたい!
でも息子はインドアで、長いドライブやキャンプなどにはこのところ行きたがりません。
でも最終的には息子をキャンプに連れ出すことに成功しました。
その方法を皆さんにもお伝えします。

父

小さい頃は喜んでついてきたのに…というお父さん方、

参考になれば嬉しいです!

息子をキャンプに連れ出した方法

 思春期を迎えつつある息子。幼い頃は喜んでついてきたキャンプも、お気に入りの少し遠い公園へのドライブも、このところ興味を示しません。夏休みも終盤、せっかくの部活も塾もない日。だらだらしたい息子は、誘っても「ええー、別にいいよぉ~」と、家にこもってyoutubeやゲームをしていたい様子。
 そこで少し工夫をして、次のような方法で息子を連れ出すことに成功しました。

  • 満足するまでだらだらさせる
     まずは数日間、寝たいだけ寝て、漫画を読んで、ごろごろさせます。
    すると遅寝遅起き、ぐうたらを続けた結果、覇気のない、つまらなそうな顔をしてきます。
  • 有意義な夏休みをすごせたと言えるのか、自問させる
     出発の日の3日くらい前から、今年の夏休みがこのままで終わっていいのか、自分として満足できるのかを、自分で考えさせるようにしました。 
  • 日の出を見て、BBQをして、いい空気を吸おうぜと誘う
     いい景色をみて、美味しいものを食べることを強調します。普段は健康のため控えているカルパスやソーセージも、少しなら良いと伝えます。
  • ドライブ中、好きな曲をかけてよいと伝える
     まだスマホを持っていない息子。好きな音楽をかけて歌いながら行けばすぐだと誘います。
父

これでばっちり!

あの曲をかけよう、あれも食べようと、乗り気になってきました!!

遅い夏休み

 これで息子と二人でキャンプに行くことが確定しました。 
 ところで皆さんは夏休みを満喫することができましたか?僕は仕事の相棒がコロナで倒れ、二人分の仕事をこなす日々が続いたため、今年はなかなか夏休みをとることができていませんでした。
 ようやく相棒も復活し、遅めの夏休みをとることになったため、急遽、息子と二人で久しぶりのキャンプに行くことにしたのです。

テントとタープとBBQ

 息子と二人、車で1時間半ほど北へ。
 音量も気にせず、好きな曲をかけ放題の息子は上機嫌。
 1時間半ほどでキャンプ場に到着し、久しぶりの設営です。昔は見ているだけだった息子にかなり助けてもらって、成長したな~と思いつつ、やっとテントとタープが張れたのは、もう夕方近く。

 お盆を過ぎた雪の降る街では、かなり涼しくなってきたとはいえ、日差しは強く、1時間も作業すれは汗だく。
 太陽はもうかなり落ちてきているので、タープでできる日陰の面積の小さいこと…。

 テントで少し休んだら、火起こしして、待ちに待ったBBQです!
 火力の調節は全くうまくいかず、岩塩プレートで焼いた肉はとてもしょっぱかったけれど、あー美味しかった!

野田知佑さんに憧れたころのはなし

漕ぎだすカヌー
野田知佑さんとこの画像は、一切関係がありません。

 BBQのあとは、たき火をしながら、こんなことを思い出しました。
 カヌーイストで作家の、野田知佑さんをご存じでしょうか。若い頃、僕は椎名誠さんの本(岳物語)に登場したカヌーの先生として野田知佑さんを知り、その自由な生き方に大いに憧れていました。
 今はもうお亡くなりになりましたが、世界の川を旅してエッセイを書き、川を守ることを訴え、自然とのふれあいや遊びの大切さを説き続けた方です。
 私はアウトドアに関して、概して軟弱な人間で、出来れば虫も触りたくないし、きれいなトイレで用を足したいし、清潔なふとんで寝泊まりしたい人間なので(若い頃、旅行仲間に「カルピス育ち」という男としては少々不名誉なあだ名をつけられたことがあります…)、自分とは真逆の、野田さんに強く惹かれていたのです。

 どの本だったか、今は忘れてしまったのですが、そんな野田さんが若い頃に書いた本の中で、次のような一節が出てきます。

”世間は不安に満ちており、僕は自信が欲しかった”

 こんなに強くたくましい人、一人で(ガクという犬と二人で)ユーコン川をカヌーで下ってしまうほどの生命力に満ち溢れた人でも、若い頃は、このような思いを抱いていたのか。
 大学卒業後の生き方、就職に悩んでいた僕は、とてもまっすぐで正直なこの言葉に、強く衝撃を受けたことを覚えています。

 いまは自分ももういい年になって、若い頃の悩みや苦悩を忘れかけているけれども、久しぶりに行った息子とのキャンプで、この言葉と、かつて悩みもがいていた頃の自分を思い出したのでした。

息子もこれから、勉強に恋愛に、いろいろと悩み始める年ごろ。
息子よ、大いに悩むがいい。
失敗もたくさんするでしょう。
でも君ならきっと大丈夫。
自分なりに充実した、悔いのない人生を歩んでいってください!

 太陽と潮風をたっぷり浴びて、そんなことを考えたキャンプでした。
 焚火を囲んで語り合い、息子と少しだけした恋バナが最高の思い出となりましたww

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